2008/07/23 (Wed) 本編 第１話 ２章 「覚醒―メザメ―」 ２部

○やっぱり戦闘描写は濃く書いたほうがいいのでしょうか？
(´・ω・｀)

目的の土地までざっと３時間、それまで真壁達は夜盗などに警戒していた

フレームという汎用性が高い、かつ高性能な兵器は盗賊などの犯罪者を増加させそのために小規模な輸送にも護衛をつける必要もあった

そのためにオラクルは格好の雇い先で依頼内容の大半はそういう内容だ

「それにしても暇だぜ」

リオンの仲間、バラッドは首の骨を鳴らせながら周囲通信で言う

「そのほうがこちらは気が楽なのですが・・・」

同じく仲間のクローネは落ち着いた様子で広域探索をしている

「さて、そろそろ真壁さんの番ですね」

「了解した」

広域探査（以下ＷＳ）はＥＮ消費が少し多くそのために交代して探査番を行っている

「そういえば聞いたぞクローネ、奥さんが妊娠したってな」

「あ、はい。お陰様で･･･」

「え！そうなのか！？やったじゃねぇか！」

バラッドは拍手をして喜ぶ

「ほら、真壁も何か言えよ」

リオンはそう言うとダイレクト通信を開く

「おめでとう」

「あ、ありがとうございます」

クローネは少し苦笑いで答える

やはり少し意識しているのだろう

真壁はそう思いＷＳを続けていた



目的の場所まで後30分を迎えるその時だった

爆発

そして周囲を揺るがす衝撃

車の前で爆発が起きた

「なんだ！？」

車は急停車し各フレームが配置に付く

「敵か！」

「一体どこから！？」

リオン達は対ＦＭライフルを戦闘モードにする

「前方からか！？それともステルス！？」

それぞれが情報の錯綜を求める中真壁だけは行動を起こしていた

「後方からの弾丸だった、入射角から考えて恐らく迫撃砲だ」

真壁は全周囲通信で各機に意見を流すと、隊列を抜け後方へ向かった

「お、おいお前！」

それに続いてリオンも行動、真壁の後を付いていく

「た、隊長！」

「バラッド、レイル、ニル、行くぞ！クローネ以下２機は車から離れるな！のこりは俺に付いてこい！」

「了解！」

こうして30分の戦いは始まったのだった･･･