2008/07/31 (Thu) 序章

プロットはある程度できていたので公開してみました

「行こう！！一緒に！」
男性がそう言うと手を差しだす
私はそれに戸惑い手を出せない
そうしている間に追っ手はドアを破ろうとしている
彼の仲間達は急いでドアを押さえ始める
「早くいけ！」
顎鬚をたんまりと蓄えた小男は踏ん張りる
「でも皆さんを置いてなんて…！！」
「なぁに気にするな…！！」
向こうからハンマーの音と同時に衝撃がする、恐らく破城槌を出してきたのだろう
「こういうのはいつもの事だ…！！」
「そうだよ！！だから…早く行くんだ！！」
眼鏡を描けた若者とクール面の魔導士は笑いながら抑える
「それに…彼に本当のことを言わないでいくつもりか？」
「…！！」
更に衝撃が強くなる、このままでは後１撃で突破されるだろう
「俺たちはお前たちに幸せになってもらいたいんだ」
「それが私たちの友としての心からの願いです！！」
「みんな…」
『さあ！行くんだ！！』
その瞬間ドアが突破され兵士たちがなだれ込んでくる
私は彼らの言葉に押され彼の元へ走っていった
そう、迷わず後ろを見ずに･･･