このブログは@knight@のロボット・電子工作方面の活動を書いてるサイトです。
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あらすじ
孤児院のシスター(年齢不明)に介抱された真壁は昼食をいただく事に
その頃暗い影が密かに動き始めていた・・・
孤児院のシスター(年齢不明)に介抱された真壁は昼食をいただく事に
その頃暗い影が密かに動き始めていた・・・
「システム起動、ENバッテリー活性、各種間接ロック解除…完了」
第2世代型OSの電子音声が各種の起動を伝える
カクカクなカンジのある電子音声は何度聞いてもなれる気がしない
トレーラーに積まれているフレームは立ち上がりライフルを握るとライフルが戦闘モードになり銃身が伸びる
「聞こえるか同志」
「ああ、聞こえるぜ"キング"」
ちなみにキングはスーツ男が名乗った名前で本名は知らない
「おう」
「了解だ」
キングの機体が指示を出し各機はそれに従う
「目標はアーク社支部!」
「了解!」
「ああ!」
「・・・!」
次々と立ち上がり同様の動作をするフレームは行動を開始する
「全ては我々勝利の為に!」
「なるほど、つまりは金ということか」
「はい」
シスターは食事を食べ真壁と二人で話しをしている
シスターの話を聞くとなかなか複雑な内容になっていた
どうやら経営に困った経営主があるところから借金をしたのだがそれが利子返済しかできておらず他にお金を借りようにも同様の状況らしく借りることができないといった事態らしい。おそらく貸した組織が何らかの干渉をしているらしいのだ
「で、値段にしていくら位なんだ?」
「はあ、それが・・・」
シスターは借金の金額を言うと真壁は考える
「ざっと"ガンナー"3機分くらいか・・・」
「"ガンナー"?」
「フレームだ」
フレームは現代で最強兵器であると同時に最も需要がある兵器とされている
そのために企業側も部品の調達、リサイクルのためにジャンク状態のパーツやフレームの残骸を回収しその分を金額払ってくれる。そのためにそれを生業とする会社もある
「流石の俺でもそれほどの金額は持ち合わせていないし・・・」
「やはり無理なのでしょうか・・・」
「戦闘があればなんとかなるんだがな・・・」
「?」
真壁のその発言にシスターはある質問を挙げる
「そういえば、真壁さんのお仕事は・・・」
言いかけた途中真壁は席から立ち上がる
「どうかしまし・・・」
すると外から大きな音がする
爆発音だ
真壁は誰よりもそれを察知して窓の外を見る
「子供たちを連れてシェルターに」
「え?」
「早く!」
シスターは言われた通りに食堂の外に出ると電子音が鳴る
真壁はポケットから通信機を出しバンドを合わせると先ほどの運転手の声が響いた
「真壁!外見えてるか!?」
「ああ、言っとくが俺のせいじゃないぞ」
「わかってるって、多分・・・」
「テロか」
「みたいだな。多分アークに恨みがある奴だろう」
「このまま押し通すぞ!」
「おう!」
4体の青色のフレームはそれぞれ得意な武装を持ち攻撃を仕掛けながら本社へ攻撃を仕掛けていく
本社の警備フレーム部隊はすでに展開し本社前の広場で迎撃準備をしていた
既に民間人は対比を行い関係者はビルの中に非難している
部隊の先頭にいるフレームが警備部隊の数を検地、各機にデータを送る
その数は5機、こちらより一機多い
広場に出ると警備部隊が射撃体勢で待ち受けていた
「撃・・・」
「散開!」
警備部隊の隊長が言う前にテロリストの一番前にいたキングの指示でそれぞれ分散し4体はバラバラに攻撃を仕掛ける
「隊長!」
「判っている!各機散会!ビルに1歩も入れるな!」
警備部隊もそれぞれ分散し一番前にいたキングのフレームに二機が攻撃を仕掛ける
「テロリストが・・・!」
警備部隊の隊長はそういうと部下とでテロリストのキングを補足するとライフルで狙い撃つ
ライフルから発射された弾はキングに迫るが被弾する直前にブーストで速度を上げ弾丸を避ける
隣にいた新人は驚いていたが警備隊長は微動だにせず
「どうやら素人ではないようだな」
とだけ言うとライフルをしまいフレーム用ナイフを抜いて接近戦を仕掛ける
それに対抗しようとキングもフレームほどの長さの近接用ブレードを抜きそれぞれ刃をぶつけた
刀身が触れ大量の火花を散らす
立て続けに2撃目、3撃と攻撃をを行うが全てお互いただ刀身を削るだけに終わる
「これならどうだ!」
隊長機は後ろに下がりナイフを投げマシンガンを撃つ
これで勝ったと思った隊長だがそこには予想外の光景があった
キングはブレードを前に掲げると刀身が左右に広がるとシールドのようになりすべての攻撃を防いだ
「何っ!?」
「ッ!」
そうしている間にもキング機は隊長機に切り掛かった
「隊長!」
しかしそこにもう1機のフレームが割って入り隊長機の代わりにコックピットのある胴体から上下に寸断された
「ジェミニ!」
隊長機は叫びながらも距離を取るが再びブレードを展開すると突っ込んできた
キングは切り上げ攻撃を行う、もちろん胴体狙いだ
「まだだ!」
隊長は無理矢理機体の軸をブースターでずらすとかろうじてコックピットを避ける
しかし、胴体を真っ二つに切られたフレームのENバッテリーが膨張する
センサーがそれを察知し即座に脱出装置が働き隊長は外に射出された
その直後ENバッテリーが臨界を越え爆発、周囲を吹き飛ばす
その中でも問題が無い青いキングのフレームは次の標的をすでに選別し行動を起こしていた
「やはり使えるな・・・これは!」
キングはそういうと握っていたブレードを握り直しバナが戦っている所へ向かった
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