このブログは@knight@のロボット・電子工作方面の活動を書いてるサイトです。
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久々の更新~☆
先手を撃たれ1対2を強いられながらもクローネはほぼ対等に戦っていた
盗賊は格闘役と射撃役を決めて攻撃を仕掛けてくる
それを察知したクローネは格闘役を射撃役の射線に乗せて戦っていた
その頃車は既に空港直前まで迫っている
「クローネ!」
「・・・!」
「隊長!」
リオンと真壁は追いつくとお互いにブレードを抜き盗賊のフレームを攻撃、一撃で中枢を狙い機能停止した
「0-1-0方面に増援を確認!」
電子音声で警告が流れる
「くっ!」
真壁はENランチャーを構射撃体勢を取る
「こりゃあ切りが無いな!」
「報酬上乗せ、期待してもいいよな?」
リオンは珍しく言う真壁の冗談に少し笑う
「まあ、上と話してみるさ!」
二人はそういうとそれぞれ動いた
その頃東の空は少し明るくなっていた
2154年 3月16日現地時刻0456時
「よし、なんとかなったな」
輸送部隊の隊長はそういうと空港に入る
「護衛部隊、敵の増援と交戦中」
「後は傭兵に任せよう」
トレーラーは空港に入りすぐに輸送機に運ばれる
その間に手続きを済ませる隊長は車を降り警備の者に書類を見せる
「アーク社の者だ」
「ご苦労」
警備の男はそう言うと懐から拳銃を抜き出すと迷いもせず輸送部隊長に向けるとためらいも無く引き金を引いた
それを腹部、胸部、そして頭部に直撃した隊長はすかさず絶命した
「あとは我々に任せてもらおう」
更に援軍が来た事により戦況は難しくなっている
リオンも流石に限界を感じていた
しかしそこで敵陣から信号弾が発射される
信号弾は赤色とオレンジの光を発生させる
敵はそれを見ると全ての武装を外し全力で脱出していく
「なんだ?」
「車が着いたから諦めたのでしょう」
クローネも肩をせいぜいさせながら言う
「携帯火器の慰謝料付きでか?」
「何にせよこちらも限界だった」
リオンの携帯火器の残弾は1発で警告音が鳴っていた
「真壁、生きてるか?」
「・・・ああ」
真壁機はリオンたちと離れて独立して戦っていたのに関わらず顕在で4機も撃破していた
「任務完了だな」
しかしそこで気が付く
その時点で依頼は完了されているはずなのに完了されていない
「一体どういうことだ?」
真壁を含む全員が疑問に思うがそこでリオンに通信が入る
「通信だ、しかもオラクル経由のアークから、各機にも流す」
「了解」
通信は映像付きでその姿はそこにいる全員が見たことある人物だった
それを見た全員が驚く
「おいおい・・!!」
「まさか・・・!!」
「ギルバート・アシュレイ・・・」
「アーク社の総合社長!」
「判っていただけて光栄だオラクルの戦士達」
「社長自らと依頼とは」
「無論、それなりの報酬を約束しよう」
「で、どんな内容なんだ?」
「先ほど護衛していたトレーラが奪取された」
「!」
「それじゃあ依頼は失敗なんじゃ・・・」
「俺たちの依頼は"空港までの護衛"だ"空港内"でのことは俺たちの管轄じゃない」
「確かにリオン殿の言う通りだ」
「なら良かった・・・」
「敵はそのまま空港の輸送機を使って逃亡を図るつもりだ」
「で、それを取り返して欲しいと?」
「そうだ、報酬は追加報酬扱いでトレーラー1台に対し・・・」
ギルバートは"1台"の報酬を上げると真壁以外の全員が驚愕の声を出す
「以上、あとそこの空港にあるものは好きに使ってかまわない。フライヤーの要請がいるならば3分以内に頼む。以上だ」
ギルバートはそう言うと通信を切った
「・・・なんていう依頼だ」
「その意見に同意だぜ」
「こんなの普通ならSSSランクの傭兵の報酬だぞ・・・!」
「だが成功したら・・・」
「ああ、一生遊んで暮らせるな」
「イヤッホー!」
リオンのチーム以外の傭兵は我こそはと1直線に空港に向かっていく
「どうします?あと100秒」
「受けよう」
リオンはさらっと決断する
「はやっ!即決かよ!」
「1体だけに絞れば十二分にプラスになるからな」
「・・・了解」
「真壁はどうする?報酬は契約どうりにちゃんと分けるが・・・」
「そうしてくれ・・・」
真壁は必要な分の報酬が今回の報酬であったので選んだのだ
「そうか、わかった」
リオンはそれ以上の追求をせずに空港に向かう
「じゃあな真壁、お前と仕事できて良かったよ」
「ああ・・・」
「こちらリオン、フライヤー5機を依頼申請」
「了解、特例C項発令、すぐそちらに回します」
リオン達は30秒も経たない内に空港に着くと置いてある弾薬の補給を行う
「"紅き翼"は来ないのですか?」
「ああ、アイツはもう使えない」
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