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まずこの物語を語る上でこの町、新人形町の成り立ちについてお話ししましょう
太平洋戦争から終戦後の日本は復興の為に様々な事業を立て復興を行って来ました
重工業、軽工業、観光、そして工芸、
その中でも工芸、極めて人形については国からの支持は凄まじく専門の町が立ち上がる事になりました
それがこの町、東京都国立新人形町なのです
新人形町には多くの人形関連の職人、学者、研究者が住み日々人形を作り、研究しています
そんなに人形好きにはたまらない夢の町にある一つの小さなお店がありました
そのお店の名前は…
太平洋戦争から終戦後の日本は復興の為に様々な事業を立て復興を行って来ました
重工業、軽工業、観光、そして工芸、
その中でも工芸、極めて人形については国からの支持は凄まじく専門の町が立ち上がる事になりました
それがこの町、東京都国立新人形町なのです
新人形町には多くの人形関連の職人、学者、研究者が住み日々人形を作り、研究しています
そんなに人形好きにはたまらない夢の町にある一つの小さなお店がありました
そのお店の名前は…
『ビスク・デュオ』
目の前にあるお店にはそう書かれていた
新人形町の近くにある学校、聖カレン女学院の制服である黒いワンピースを纏う彼女、松川やよいは看板を確認するとそのお店に入って行く
「こんにちわ~」
「いらっしゃい、やよい」
お店のカウンターにいたやよいと同じ制服に作業用の服を着ている女性、朝倉櫻は挨拶をする
「休憩中ですか?」
「ん、まあね。」
櫻の手元には紅茶とビスケットが置かれてあり櫻はゆったりしていた
「今日も学校休んでいましたが…新作ですか?」
「うん」
カウンターの奥にある人形造りの場所には今回使うであろう布地と糸が置かれていた
布地は見るだけで上質な物で糸も彼女のこだわりとして保存の効いた年代物の糸を使っている
「古い糸なのに大丈夫なんですか?」
やよいはカウンターを抜けて作業場所にある糸を眺める
金持ちの御嬢とはいえ普通の人として生活しているやよいは多少の金銭感覚はあるのでその糸にはそれなりの金額が付いているらしく自ら触れようとしない
それを見越してか櫻はカウンターから動かずただじっと見ている
「うん、布地に合った糸を使えば見栄えも良くなるし何より生地をあまり痛めないんだ。まあ我流だけどね」
櫻が言うには糸の張力が強いぬいぐるみは縫い目から痛みやすく10年もしないうちに破損するとおもわれるからだ
別にそれは第二理由で本当の理由は生地に合わせ見栄えを良くすることにある
『幻想を創造する』
彼女、櫻のぬいぐるみコンセプトは正にそれだった
「へぇー」
「さて…」
櫻は立ち上がりカップを片付けると兎の人形を出す
そしてやよいを席に座らせると兎の人形をカウンターに置いた
「じゃあ今日の訓練してみようか」
「はいっ」
やよいと櫻はそういうと訓練を開始した
続く・・・
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